後期高齢者の父が倒れて以来、父の家計簿も作っています。

2023/10/16に後期高齢者の父が脳梗塞で倒れて入院しました。

母が私の学生時代に亡くなり、その後、父とは年に数回連絡を取る程度でしたが、浪費家で貯金ができないため、(父が)60代後半頃からお金の管理をするようにしていました。

愚痴が多くなることもありますがお付き合いいただければ幸いです。

 

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父が倒れて7ヶ月

昨年、脳梗塞で倒れて以来、父の環境は大きく変わりました。

左半身はほぼ動かせないため、一人暮らしだった父の在宅復帰は無理。

倒れたその月に借りていたアパートを退去、車も処分し、父は戻るところがなくなりました。

病院を転院してリハビリ生活、そして老健への入所。

病院でのコロナ蔓延により、父は何度も部屋を変わり(個室と多床室を行ったり来たり)、父は自分が今どういう状況にあるのか理解できなくなっていました。

自分が何を持っていて、それがどこにあるのかわからないし、自分では動くことができないと思い込んでいるし、退院したらどうなるのかも説明しても考えようとしませんでした。

「わからないから全部任せる。」

というだけで、自分で考えようとしません。

昔からそういう傾向はあったのでしょうがないと思う反面、どう暮らしたいか考えられないというのは悲しいことです。

全て病院の言われるまま、娘の私の選択に従うしかない、そんな状況が続いて、父の表情はなくなっていきました。

私も、コロナで面会制限があって、直接父と話せる時間は数分、スタッフとのやり取りもいろいろな経由で伝達されて、実態が分からないと思うことがたくさんありました。

施設へ入居しても、父の部屋を見ることも、持ち物を確認することもできず、父と電話で話しても、「よくわからない」と言われるばかりで実際どう暮らしているのか把握できていません。

コロナがなければ違ったと思いますが、こればかりはどうしようもできません。

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父のお金の管理

そんな中でも、お金のことは曖昧にはできないので、きっちり記録しています。

ページの左側はその月使ったお金を記入します。

ページの右側には、私がやった手続き、施設や病院とのやり取り、父との会話の内容などを記録しています。

そして、毎月使用したお金や、入ってくるお金(年金や医療費の戻りなど)の流れは別のページに記入しています。

(字がメチャクチャで見苦しくすみません)

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ノートに記録する理由

ノートにお金の流れや父の経過を細かく記録しているのは、私の気持ちの整理ということもありますが、一番はお金のトラブルを防ぐためです。

父のことに関しては一切を私がやるというふうに、きょうだいと話して決めています。

ですが、父の死後、可能性は低いですが、「お金はどうしたの?」という話になるかもしれません。

お金が足りなくても、余ってもきょうだいには報告するつもりです。

その時に、わずかでもお金が残れば私がもらうつもりだし、足りない場合も私が出すつもりです。

どちらの場合でも、記録を残しておかないときょうだい間にモヤモヤが残ると思うんですよね。

また、きょうだいは、年を取って倒れたり、老人ホームへ入ったりするとどんな手続があり、どんな事が必要で、ということが全くわからないと思うので、父が亡くなったときには、それについて話すか、ノートを見せるつもりです。

きょうだいはそういった手続きに弱く、経験もないので、どういう流れかだけでも把握してもらったら、将来何かあったときの心づもりになるかなと思っています。

そんなふうに思うのは、上から目線というか、偉そうな感じがするだろうか、と悩みもしますが、嫌なことを言えるのは身内だけだと思うので。

きょうだいからは、最近、ちょっとしたプレゼントをもらうことが増え、何も言わずとも、かなり気を遣ってくれていることが分かります。

父のことで、きょうだいとギクシャクするのは嫌だと思っていましたが、私と違ってコミュニケーション能力の高いきょうだいの気遣いによって、少なくとも私はわだかまりなく過ごせています。

私も何か伝えるときは、相手が嫌な気持ちにならないかいったん心のなかで整理して伝えるようにしたいと思いました。

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