2023/10/16に後期高齢者の父が脳梗塞で倒れて入院しました。
母が私の学生時代に亡くなり、その後、父とは年に数回連絡を取る程度でしたが、浪費家で貯金ができないため、(父が)60代後半頃からお金の管理をするようにしていました。
愚痴が多くなることもありますがお付き合いいただければ幸いです。
疎遠だった父と連絡を取り、通帳を預かることになるまで(1)の続きです。
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いよいよ父と関わることを決める
国保未払いの件があったあとも私は父に会うのが嫌で、たまに電話で状況を確認する程度の関わりでした。
でも、父が70歳近くになると、以前にも増して、行政からの知らせなどに無頓着になっているはずだと思うと、今のままでは良くないと思いました。
大量飲酒&喫煙をする父は、今後、病気になる可能性が高く、何らかの問題が生じるはずだからです。
しっかり計画を立て自分の被害が最小限になるようにしなければ。
父の件でお金の負担をすることは避けたい。
そのためには、父に会って、父が今どういう経済状況なのか知る必要がありました。
「今後のお金のことを話したいから」
そう電話をしました。
父は「なんで??」という反応でしたが、ともかく、父の住んでいる地域のファミレスで会うことにしました。
父は母の死後、母の地元に建てた家を出て、アパートで暮らしていました。
でも私はそこに行く気にはどうしてもなれませんでした。
その時は。
会って、
- 今はまだ会社に勤めている
- 借金はない
- 税金の滞納はない
- 貯金もない
ということがわかりました。
話の中で、
「保険に入ったけど、受け取りはさわらにしている」
と言われました。
父は、ニッセイの高額な保険に入っていました。
父が入っていた保険
そういえば、国保未払いの件のあと、
「保険に入ろうかと思う」
と言われたので、
「保険には入らなくて良いから、その分少しでも貯金して欲しい」
と答えたのを思い出しました。
私は、父が将来を不安に思い、保険に入ることを思いついたのだと思い、やはり父のように何も考えられない人でも、少しは心配になるんだな、と思いました。
ですが、そうではありませんでした。
ニッセイの保険外交員さん(女性)に保険に入って欲しいと言われて、彼女の頼みなら、という感じで私に確認の電話したみたいです。
父は、貯金ができない人で、自分でも
「お金は全部使ってしまう。貯めたりはできない」
と言っていました。
私は「保険に入ろうと思う」という電話を、あやしむべきでした。
父が手続きの必要な保険に自ら入るはずはないのに、甘く解釈してしまいました。
「なんで急に保険に入ろうと思ったの?」
と聞くべきだったと思います。
とにかく、その電話の後、父は保険に入っていました。
保険の解約
父が保険に入っている、しかも保険外交員の女性が会社に来てそれで入ったのだと聞いて、(その時点では保険料などもわかっていなかったので)私は父のアパートに行って保険証書を確認する必要があると思いました。
父のアパートに行き、紙袋に入ったままポンと置かれたパンフレット類を見ると、
- 毎月の保険料は23,000円
- 終身保険、終身払い
- 入院保険8000円(だったと思う)
- 死亡保険は忘れましたが100万くらいだったような。
というような内容でした。
父は当時すでに65歳超え。
会社を辞めたら年金では生活できないので、保険料なんて払えるわけがありません。
- 体調を崩して入院するような年齢になったときは、おそらく退職していて保険料が払えず、保険はもらえない。
- 死んだときに入るお金も、退職後なら保険料は払えなくなっているのでもらえない。
- 仮に2週間入院したとして、もらえる額は10万ちょっと、保険料は1年払ったら20万円以上
- 入院以外の、車の故障とかのお金を貯めるほうが先じゃない?
と話すと、父は
「考えたことがなかった」
「保険に入ればいいかと思って入った」
と。
「今後のことを考えると、高い保険料を払うより貯金をした方がいいから、解約しよう」
と言って、保険会社の担当の方に電話してもらいました。
保険会社の担当の反応
「父の保険を解約したいのですが、」
と言うと、担当の方はびっくりするほど早く
「わかりました。書類をお送りします」
と答えました。
たぶん、家族に知られて解約されるのはよくあることなんだなと思いました。
というか、父が家族と疎遠だと知っていたからそんな保険を勧めたのかな?
でも、ちょっと考えたら分かるようなことに気づかず契約をした父が悪いのです。
話し方の印象はかわいらしい女性で、父は彼女と話したかっただけで、保険のことは
「入っていて悪いことはないだろう」
と思ったのだなと思いました。
改めて、父を放置していると、無駄な出費が増えて私が困るだけだと思いました。
でも、関わっても、
「どうしてそんなことするの?」
ということばかりでキリがなく、自分の精神がもたない。
私はお金の管理のことだけ考えよう、と思いました。
(3に続く)長くてすみません。