2023/10/16に後期高齢者の父が脳梗塞で倒れて入院しました。
母が私の学生時代に亡くなり、その後、父とは年に数回連絡を取る程度でしたが、浪費家で貯金ができないため、(父が)60代後半頃からお金の管理をするようにしていました。
愚痴が多くなることもありますがお付き合いいただければ幸いです。
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父のことを話すか迷ったけれど話した理由
後期高齢者の父が脳梗塞で倒れて1ヶ月が経ち、車の処分と部屋の退去、諸々の支払い手続き等が終わった先日、父のことを実家に住むきょうだいに話すことにしました。
父ときょうだいは元々仲が悪かった上(父方と母方の育った環境があまりにも違うために生じていた問題)、父が借金を作ったりしたので、きょうだいは父のことを毛嫌いしていて、
「関わりたくないし、考えたただけで気が狂いそう」
と言うほどでした。
ただ、父が借金を作ってそれを返さずに放置していた過去があるため、もし父に何かあったときに、また私やきょうだいが金銭的な負担を強いられるのではないか、という漠然とした不安があり、ふとした時に憂うつになるとたまに言っていました。
私も同じように父がいつ問題を起こすかずっと不安だったのでその気持はよく分かります。
でも、父が入院して、もう施設に入るしか選択肢がない状態になった今、問題を起こす可能性は限りなくゼロに近い。
ということを知らせておくことは、きょうだいのメンタルにも良いのかな?と思いました。
実家へ行ききょうだいと2人で話す
上記のように思っていたわけですが、それでもなお、父が亡くなるまで話さないほうがいいのかとも迷っていました。
旅行のお土産を渡すということで、事前に父の話をするとは言わずに訪ねたのですが、きょうだいと話しているうちに、やはり父のことも話そうと決めました。
自分で思っていた以上に、父のことを話すのは私に大きな負担を与えたようで、声は震え、話し出すまでに泣きそうになるのをしばらくこらえる必要がありました。
きょうだいは、どうしたのだろう?と不思議そうな、不審そうな顔をしていました。
話の途中からは落ち着いていて、話して荷が降りたような気もしていました。
きょうだいの反応
「ごめんね、ぜんぶさせて。大変だったね」
までは良かったのですが、
「私も何がした方がいい?いや、できないわ」
「友だちの話を聞いていると、皆施設に入れないで在宅で面倒を見てて偉いなと思う。私もそんなことをしないといけないのかなと思う」
きょうだいは、父のことでなにかするつもりは全くないにも関わらず、
「なにかしないといけないのかな」
と他人事のように話し始めました。
私が一番腹が立ったのは、
「話ならいつでも聞くよ」
でした。
父の話をすると、きょうだいの、父への罵倒が始まって嫌な気分になるだけなんですよね。
話をしたら何になるというのだろう。
きょうだいのほうが父に近い場所に住んでいるので、せめて紙の手続きだけでもしてくれると助かるけど、父に関して1ミリも関わる気持ちはないんだなと思いました。
というか、きょうだいは父がどうとかではなくて、面倒な手続きなどをするのがもともと嫌いな人なので、どっちにしても父のことは手伝わないだろうと思い、そういうひとだったなと改めて思ったのでした。
もう父のことは話さない
きょうだいの反応を見て、今後父のことは納骨が終わるまで話さない、と決めました。
そして、きょうだいとも会いたくないと思うようになるかもしれないけどそれでいいとも思いました。
私は人間関係において、自分が大事だと思う人以外はいっさい関わりたくないです。
一方、きょうだいは「おつきあいは大事」という思いが強いので、交際範囲は広く、年賀状や冠婚葬祭などは私から見ると信じられないほどの数です。
他の人がやっているからやらないといけない、という思いが私にはほとんどないので、親戚や地元の人から見ると、私は変わり者扱いですが、きょうだいはその私のことを多分フォローしてくれていたと思います。
そして、フォローしているということをべつに私に話したわけではありませんが、親戚などの話から、きょうだいがうまく話してくれていたんだな‐と感じることがありました。
今までも、きょうだいと連絡を取らない期間が長かったことはありますが、その都度きょうだいが自然な形で関われるように持って行ってくれて、やっぱりきょうだいがいて良かったと思ったこともたくさんありました。
しばらく会いたくないと思うだろうけど、そのうち元通り仲良くなるでしょう。
父のことは、きょうだいへの貸しとして、私はたんたんとやれることをやろうと思いました。
昔のことを思い出したり、負の感情を抱くことは、脳を疲れさせるだけなので、ただ自分にやれる精一杯のことを誰に対してもやるだけだ、と思うようにしていますが、こうすることであまり悩まなくなりました。