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【後期高齢者の父】長期入院で食事標準負担の差額が支給されました

2023/10/16に後期高齢者の父が脳梗塞で倒れて入院しました。

母が私の学生時代に亡くなり、その後、父とは年に数回連絡を取る程度でしたが、浪費家で貯金ができないため、(父が)60代後半頃からお金の管理をするようにしていました。

愚痴が多くなることもありますがお付き合いいただければ幸いです。

 

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後期高齢者は長期入院で食費負担が安くなる

父は、昨年の10月から今年の4月まで脳梗塞のため、入院していました。

医療費に関しては、高額療養費の申請をしていました。

同じ月内に医療機関に支払った自己負担額が高額になったとき、お住まいの市(区)町村に申請して認められると、自己負担限度額を超えた分が高額療養費として支給されます(差額ベッド代、食事代等は対象外。)。

限度額は世帯単位で定められており、70歳未満の方と70歳以上75歳未満の方とで異なります。

なお、限度額適用認定証を提示すれば、窓口での支払が限度額までにとどめられます。

そして、高額療養費以外にも、後期高齢者の場合、60日以上入院した場合は、食事療養費についても負担額が安くなる制度があると知り、退院後に申請をしました。

入院したときの食事代のうち、定められた1食あたりの標準負担額を自己負担すれば、残りは入院時食事療養費として後期高齢者医療制度が負担します。

父の場合、住民税非課税なので、1食あたりの負担は210円だったのですが、申請が認められると、入院90日以上の分は160円の負担になるそうです。(令和6年5月31日までのぶん)

1食あたり50円安くなるので、1日150円、1ヶ月(30日)では4,500円ほど。

高額療養費の申請は病院でも教えてもらえますが、後期高齢者の長期入院時の食事負担の申請は、意外と知らない人も多いのではないかと思います。

私は父の入院が3ヶ月を超えた頃に市役所に行き、申請について尋ねました。

その時に、入院日数が確認できる領収書が必要なことや、その他必要な書類に付いて教えてもらい、退院後にまとめて申請しました。

役場の窓口によって、必要な書類などは違っていたりするかもしれないので、事前に聞いておいたほうが良さそうです。

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老後の貯蓄は2000万必要というけど

私の父に限って言えば、100万円くらいあればなんとかなりそう、です。

父が浪費家で貯金も何もできない人だったので、ものすごく心配していましたが、結果的には脳梗塞で入院するまで仕事を続けたので、今のところ貯金には手を付けずに済んでいます。

脳梗塞の後遺症がもう少し軽ければ、在宅での暮らしになって、年金では足りなかったと思いますが・・

退院後、そのまま老健に入所して、老健の費用は毎月10万円程度で年金の範囲内なので、むしろ、貯金せず好きに生きてこれて幸せだったのかなとさえ思います。

お金に余裕があれば、個室の老人ホームや、サービス付き高齢者住宅などの選択肢もあったかと思います。

が、そういうところに入ったとしても、父が望むように、週に1度飲みに行ったり、好きなものを飲み食いすることはできなかったと思うので、脳梗塞になった時点で、父の気楽な生活は終わっていたのです。

今後、父が貯金を使うのは、老健の費用が値上がりして年金以上になった場合、(その場合でも月1万以上は超えないと思います)あとは葬儀・納骨くらいかなと思います。

葬儀は地元の小さい葬儀場で20万円くらいのものを考えていて、納骨も地元のお寺の合同納骨をお願いしようと思っています。

そうすると、多分最終的に、父は50万くらいの貯金があれば足りるのです。

たまに、「もっと節約してお金を貯めて」といってきたのは、間違いだったのかなと思うときもあります。

(私がお金の管理をしたからこそ、お金の不安を感じずに父と関われるので、良かったと思うこともあります)

父と私は、生き方も考えも全く違う。

老後の正解や理想なんて、人によって全く違うんだと思いました。

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