2023/10/16に後期高齢者の父が脳梗塞で倒れて入院しました。
母が私の学生時代に亡くなり、その後、父とは年に数回連絡を取る程度でしたが、浪費家で貯金ができないため、(父が)60代後半頃からお金の管理をするようにしていました。
愚痴が多くなることもありますがお付き合いいただければ幸いです。
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要介護認定の結果
新しく、父の要介護認定の結果が届きました。
要介護認定は、半年に一度行われるそうで、もう前回から半年も経ったのだ・・・とまず思いました。
半年前の父は、ちょうど薬剤性肝炎で体調を崩していたこともあり、要介護度5の判定が出ました。
ですが、認知症はなく、立位も取れて、リハビリでは歩行もできたので、次回の認定は2か3か微妙なところですね、と医療相談員の方とお話していました。
入所した老健でも、(要介護度は)3くらいですかね~、お元気ですね、と言われていました。
なので、私も次回は3の判定だと思っていました。
ところが、結果は4でした。
説明が難しいのですが、父は今、自分では何もしません。
車椅子を自分で漕ぐことはできるのに、(リハビリではやっても)しません。
レクにも全く参加せず、ずっと居室でテレビを見て過ごしているそうです。
老健ではなく小規模の特養に入れれば良かったのか?
特養は、要介護度3以上の人が入れる施設で、重度の方が多いです。
なので、利用者の方との関わりを持つのは難しいかな、と思い、老健なら要介護度1からの人もいるから、おしゃべりなど人間関係を築けるかと思って老健への入所を決めました。
また、大規模施設のほうがいろいろな人がいて良いと思い、大きな施設を選びました。
ところが、施設が大規模のため、父のように自分からは何もしない人は、何をするにも待ち時間が長いんだそうです。
父いわく、
「食堂に着いても1時間待たないとご飯が出ない。」
「食後の歯磨きまでに1時間かかる」
「部屋に戻るのに1時間以上かかる」
「トイレに行きたくてもずっと待たされる」
すべてをスタッフ任せにすれば、大規模施設の場合、このように時間がかかるのは分かっていました。
でも、父は離床さえ手伝ってもらえば自分で車椅子を操作すればいいので、押してもらうのを待つのはおかしい。
食後の歯磨きも、自分で洗面所に行ってやれば良いのに、してもらえるまで待っている。
ベッドから車椅子へ移動するのは少し危ないですが、車椅子からベッドに戻るのは自分でできるはず。
スタッフの方からも
「できるはずなんですけど、(してもらうまで)待たれています」
と言われました。
私が思っているのとは違う方向に父は行ってしまっています。
父は「無」になってしまいました。
全部だれかにやってもらえたらそれでいい、やってもらえるのが快適なんだそうで、
「自分ではできない」
というようになりました。
こうなるんだったら、小規模の特養に入って貰えばよかったかな、と思います。
父がこんなにも何もしないと思いませんでした。
私にはどうしようもできない
ただ、特養に移動したとしても、待ち時間が短くなるくらいで、父の唯一の希望、リハビリはありません。
父にとってはある日突然脳梗塞で体が動かなくなり、少し前まで仕事に行っていたのに、今は老人ホーム。
コロナもあり、何がなんだかわからないうちに、どんどん環境が変わって父は自分についていけないのかもしれません。
「無」になるのも仕方がない、とも思います。
父自体は、今の暮らしも「しょうがない、ここはそういうところだから」と受け入れてはいるみたいです。
ただ、どういうふうになりたいとか、どうしたいとかはないみたい。
結局、私には父をどうすることもできません。
それでも、これで良かったのか考えてしまいます。